幼児に本を読み聞かせるメリット

シェアする

目次

2020.09.30

  • シェアする

1.幼児に絵本の読み聞かせをすると想像力と感情が豊かになる

幼児に読み聞かせをすると、親の声で子どもがリラックスし、安心感を与えます。親子で本を一緒に読むことで親子の親密感が高まりますし、子どもは肌のぬくもりや匂いも感じ取るのです。親の愛情を感じたり、リラックスした状態で親子で密なコミュニケーションを取ることができます。夜寝る前のちょっとした時間でも本を読み聞かせる時間を作ると効果的です。

本を読み聞かせると、子どもは登場人物の気持ちを想像して「嬉しい」「楽しい」「悲しい」など様々な感情を抱きます。幼児は絵本を通じて、人間の心の変化を知ることでき、感情が豊かになるのです。想像力が豊かな人は相手の気持ちを感じることができ、思いやりを持って人と接することができます。

また、想像力も豊かになるので視野が広がり、新しい視点で物事を考えることができます。感受性豊かな人は学校でも大人になってから、社会でも家庭でも周囲から愛される人になるでしょう。

2.読み聞かせは絵本に興味を持ち始めたタイミングで習慣にする

絵本の読み聞かせは幼児の想像力を高めて、表情も豊かになり、メリットが大きいことが分かりました。では、本の読み聞かせはいつ頃からどんな風にすれば良いでしょうか。

幼児はまだ文字が読めなくても、読み聞かせを繰り返すことで、内容を理解できるようになります。子どもが絵本に興味を持ち始めたら、子どもの年齢に関わらず、読み聞かせる時間を作ると良いでしょう。

はじめは落ち着きがなくじっと座ることができず、最後のページまで集中できないかもしれません。しかし、本の読み聞かせを習慣化すると集中力も身に付いて、最後まで聞いてくれるようになります。絵本に書いてある言葉を覚えてまねをしてみたり、次第に自分の言葉として使い始めるでしょう。

本を読み聞かせることで、語彙力・読解力が高まり効果的に国語力をアップさせることができます。読み聞かせの絵本は、子どもの年齢を考えて、子どもの興味を引く本を選ぶことも大切です。

0歳児の赤ちゃんから絵本を読み聞かせをするならば、絵だけで楽しめるものがおすすめです。色が鮮やかで大きな絵を見ることは脳に刺激を与えて、スキンシップによるリラックス効果も期待できます。

1~3歳児には「トントン」「カンカン」といった擬態語が多いリズムのある絵本を選ぶと良いです。子どもの成長にあわせて、ストーリーを重視した絵本を選ぶと内容を理解できるようになります。

3.読み聞かせは大人も一緒に楽しむことが大切

幼児に本を読み聞かせするコツは大人も一緒に楽しむことです。教育のために必死になったり、仕方なく読んでいると、聞いている子どもは楽しむことができません。子どもは大人の感情を敏感に感じ取るので、肩の力を抜いて気楽に読み、一緒に楽しみましょう。

読み聞かせしている間は、子どもの反応を見ながら読むこともコツです。子どもによって理解力は個人差があるので、反応を見ながら読み方やペースを工夫しましょう。例えば、文章に強弱をつけたり、間を開けたり、言葉を繰り返したり、演出をするのも効果的です。

淡々と読んでも絵本の内容が頭に入ってこないので親も「すこいね」など感想も口に出しましょう。読み聞かせは幼児から小学校低学年までのイメージがあるかもしれませんが、小学校高学年でもおすすめです。

小学校高学年になると自我意識が芽生えて反抗的な態度を取ることも多くなります。そういった時期は適度に距離を置いて、読み聞かせで親子のコミュニケーションを取ると効果的です。

読み聞かせは語彙力、読解力、想像力を高めて、感想を話し合ったり共有することができます。

この記事を読んだ方に
おすすめの問題集

その他おすすめコンテンツ

コンテンツカテゴリ