冬休みに向けて自宅で使える学習教材の選び方

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目次

2020.10.06

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1.教科書の内容にそった学習教材を選ぶ

季節はもうすっかり秋の気配、冬休みに向けての子どもの学習の準備はできていますか? 中には「まだ早くない?」と思う方もいるかもしれませんが、あっという間に子どもの冬休みは訪れます。冬休みに入ってから「教材の用意してなかった!」と慌てても手遅れになるかもしれません!

冬休みの期間は約2週間と短い時期ではありますが、2学期の学習内容を復習するのにちょうど良い時期でもあります。この2週間を無駄にしないように、子どもが取り組みやすい教材を選びましょう。

そうはいっても子ども用の学習教材は多くの種類があり、何を基準にして選んだら良いのか迷ってしまう方は少なくありません。

そこでまず抑えておきたいのは、教科書に準拠したワークやドリルを選ぶこと。教科書の目次通りに作られているかをチェックしましょう。具体的には教科書の単元と同じ名前や、教科書のページ数が記載されているかを確認するのがポイントです。

このような教材は教科書と並行して使えるため、学習がスムーズに行えます。また子どもの興味を引きやすく、尚且つ見やすくまとめられた二色刷りや、かわいい動物のキャラクターデザイン入りの教材だと尚良しです。犬や猫などの身近な動物のキャラクターだと取っつきやすく、勉強への抵抗感も薄まります。

 

2.ステップごとに無理なく理解が深まる学習教材がおすすめ

練習問題がページいっぱいに詰まった問題集やドリルも良いですが、難しい問題だと子どもはすぐに挫折してしまいます。そのため飽きさせないための工夫がされた教材がおすすめです。

ポイントはステップ分けされており、確実に学習の理解が深まる構成になっているかどうかです。しっかりと構成分けがされていることで、どこで子どもがつまずいてしまうのか分かる上、基礎から見直すことができます。

要点や重要項目が分かりやすく説明してある【準備】→教科書の学習内容をおさらいできる【練習】→理解度を確かめる【確認用のテスト】と、3段階に分かれている教材がおすすめです。

さらに巻末には全体の評価テストを想定した【まとめテスト】【チャレンジテスト】が掲載されていると、総復習にも役立ちます。このように基礎からまとめまで難易度が徐々に上がっていくような教材を選びましょう。

また学校の通知表は「思考・表現・判断」「知識・技能」といったように、観点別に学習状況がされています。そのため知識や暗記力だけに特化した教材より、学校の通知表の評価に基づいた学習を行えるものだと、全体的な成績アップにも繋がるのでおすすめです。

3.結果が目に見える学習教材はやる気アップ

ゴールの見えない学習ほど疲れてしまうものはありません。反対の言い方をすれば、ゴールまであとどれくらいか、可視化できる教材は子どものやる気を高めることに繋がります。

教材のテストを終えた後は、シールなどを貼って進捗状況が分かるものを選びましょう。日々の努力が目に見えるため、子ども自身も「もっと頑張ろう!」「まだまだ先に進みたい!」と喜んで教材に向かってくれるはずです。

自作でシールの貼り付け表を作るのも良いですが、できれば教材にあらかじめ付属されているタイプを選ぶと作る手間が省けます。学習の進捗具合は親も確認をし、子どものやる気を促してあげましょう。

「まだこれしか進んでいないの?」などのネガティブな言葉はNGです。「もうこんなに進んだの?すごいね!」「もう少しでゴールだね!」と、子どもの努力を認める声掛けを率先して行いましょう。

また「子どもが何を勉強しているか分からない」「親がどうアドバイスをするべきか教えてほしい」と悩む親は少なくありません。教材の付録や巻末に「保護者の方用」として、学習のねらいや間違いやすい点、アドバイスの仕方があると親も子どもの学習に参加できるようになります。

このように教材が親目線で作られていると、親子間のコミュニケーションも増えて一石二鳥です。

4.まとめ

今回は冬休みに向けて自宅で使える学習教材の選び方をご紹介しました。

2学期の総復習として教科書を元に勉強させるためには、教科書に沿ったワークやドリルを活用しましょう。分からなかった部分や、間違いやすい問題は重点的に復習させるのが効果的。冬休みは家庭で学習できる時間がたくさんあるので、焦らず理解できるまで親たちもサポートしてあげましょう。

本記事でもご紹介したように、難易度が段階的に上がる教材を使うことで、スキルアップにも役立ち、無理なく復習できます。どこでつまずいてしまったかも一目で分かるのもポイントです。2学期の苦手を克服できるよう、適切な教材を与えてあげてください。

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